
こんにちは、ふじいです。
今年も残りあとわずか。みなさんどんな感じで年末をお過ごしでしょうか。
今日はなんば駅から電車で帰る人について。
地下鉄御堂筋線(赤)なんば駅は、みなさんもご存じかと思いますが、いろんな路線につながっています。
地下鉄だと四つ橋線(青)と千日前線(ピンク)。
私鉄だと、近鉄電車は(黄色)のイメージだし、
南海電車は(緑色)の感じ。
5人そろって、お子さま戦隊シリーズみたいになります。
この正義の味方に、悪役のJR線(黒と白のイメージ)と、
その軍団に最近加わった阪神線(黒と黄)が登場し、なんばはごちゃごちゃしてきました。
もういっそのこと、阪急線(あずき美女)と京阪線(おけいはん)も来てくれたらオールキャストで物語の幅も広がりそうでたのしいです。(そんなわけないか・・・)
そしていろいろ見渡すと、なんば駅にはいろんな方がおられます。
1週間ほど前には和歌山から来て、これから彼女にプロポーズするために和歌山に戻る、という男性がおられました。
なぜかは分かりませんが当店までわざわざ足を運んで頂きました。なんか用事があったのかな?そう言えば荷物が多そうでした。
その時のご注文は、108本の赤いバラの花束でしたが、残念ながら当店では80本ほどしかなく、お客様が悩んだ挙句12本の赤ばらの花束になりました。
商売的には売り上げがあがらず残念でした。でも、もともと南海電車で帰るそうでしたので、電車で帰るならば108本のばらの花束はかなり大きくて、恥ずかしいはずです。
当店のスタッフと相談しながらイメージして頂けたのでしょうか、ご納得いただいたうえ12本の赤ばらの花束になりました。
話は変わりまして・・・。
花束を持って帰る男性はとにかく【恥ずかしい】というイメージが頭に沸くのでしょうか、花がちょっとでも見えてしまうと「イヤなんです」と言われるかたも数多くおられます。
実際に「花屋の人」である僕自身も、徒歩で大きくてでかい花のギフトを配達する時なんかはとても恥ずかしいです。
わざとらしくも、腰に付けている花ばさみをまわりの人から良く見えるところに付け替えたりします。「私は花屋です。あやしいものではありません」・・・みたいな感じです。
なぜなら、大きな立札に「お誕生日おめでとう!」が書いていたら、配達人はちょっと恥ずかしいです。「愛してるぜ!」なんかは論外です。(そんな時は恥ずかしすぎるので立札を隠します)
みなさんはどうでしょうか。
僕はおっさんになった今でも恥ずしがりやです。
いつも物事を逆に考えてしまうクセなのでしょうか、
もともと自信たっぷりのたくましい男なんて、花なんかなくても、告白したり、プロポーズしたりできるのではないでしょうか。
ちょっと自信がないなぁ~。なんか後押しするものがほしいなぁ~。
と言う人の方が花の必要性はあるはずです。
女の子に対しては、自分自身の印象とはちょっと違うアプローチで攻めて行ってもいいのでは。
人って、ギャップが大きければ大きいほど印象が強く残ります。
花なんかあげそうにない男ほど、効き目があるのでは。
年末に花束を買いに来てくれた男性のお客様がこんなことを言ってました。
「僕のまわりの男の人って、あんまり女性に花をあげないみたいなんです」
「だから僕があげるとすごく喜びます。初めていただきました~。って」
このお客様のことばの裏には、人と違うことをすることの重要性が隠されているのではないでしょうか。
今年一年このプログを読んでいただいた方、ほんとうにありがとうございます。
一話だけでも読んでくれた方も感謝しております。
そして当スタッフのすーさんもいっぱい感謝しております。いーぱい記事を書いてくれてありがとう。
ちょっとカッコイイいきった表現を使いますが、最近思いました。
やっぱり花を使うお客さんは、人との関係性のために花をプレゼントするのだと思いました。
あたりまえといえばあたりまえなのですが、あらためて感じました。
特に僕といっしょの男性陣のお客様方。
誕生日。
記念日。
告白。
プロポーズ
いろんなイベントで来店していただきありがとうございました。
あなた方の関係性はこれからも続きます。
それは関係性だけではなく、【未来】という言葉をつくる作業となっていきます。
あなたの未来の一部分に、へんな名前の当店flowersalonosamuが関係性をもてたことに感謝してます。今年最後のことばとして締めくくらさせていただきます。
2015年。ほんとうにありがとうございました。良いお年を。