
こんにちは。なんばの花屋の藤井です。
本日のタイトルおよびテーマはこんな感じです。
これからの花屋さんは、花を売るだけではダメなような気がする。これからの魚屋さんは、魚を売るだけではダメなようなきがする。
もしくは、
これからの飲食店さんは、酒や食べ物を売るだけではダメなような気がする。
にも共通することなのかなーとも思います。
ちょっと言いかえれば、他の店との差別化ができないようであれば、どこで買ってもいっしょということです。どこでもいいやん。ってな感じになって行くと思います。
もしくは価格競争まっしぐらです。価格競争で行きつくところは商品やサービスレベルでの低下、もしくは利幅が極端に狭くなってくるので、従業員さんへの報酬への圧迫となっていきます。
スタッフが圧迫感のなかで仕事をしていくと、真綿でしめられるように感情がきゅうくつになってきます。
しめあげられた心はどこに行くと思いますか?
わかっている人も数多くおられるとおもいます。従業員というやさしい羊たちの群れは、オオカミである経営者や上司に牙をむくことができません。
矛先はさらにやさしい人へと向かいます。
あなたというやさしい人について来てくれたパートナーや、がまんする子供たち。要所要所で励ましてくれたり、叱ってくれたり、なぐさめてくれた大切な人。そんな人たちに牙を向けたりします。オオカミのような牙もないはずなのに。
そして一番やってはいけないことなのが、あなたがいるからわざわざ買いにきてくれてる、やさしいお客様に対して牙を見せる事なのです。
もう一度言います。
あなただから商品やサービスを買ってくださっているのです。
ウサギのように毎回毎回もくもくと物静かに、あなたという人柄を食べにきてくださるお客様が、あれ?どうしたんだろ?機嫌わるそー。と思ってしまうと、来店頻度が少しずつ減っていきます。
毎日来ていたのが、週一に。
週一が月一に。
そして・・・・・。
ウサギたちの群れはどこに行ったんだろー?
あんなに私のまわりを飛び跳ねていたのに。
気がつくと、お店や会社の周りには草食動物たちのかげが見当たらず、残った客は偉そうにするジャッカルや、ずるがしそうなハイエナぐらいです。
そうなると、そんな店なり会社は閉店なり倒産という末路をたどっていきます、よくてもリストラという人事整理になっていきます。
よくもわかったような偉そうなことを言ってますけど、ほんとにその通りです。
なぜなら、実体験にもとづいてこの話を書いてます。
この物語のオオカミは、僕自身です。
間違ったマネージメントを繰り返し、挙句の果てに何人ものスタッフさんを、やめさしたことがあるからです。
ほんとうに、申し訳ないです。
そしてやさしいウサギさんたちを遠ざけたことも事実です。
すべては僕の責任です。
その当時は、そんな簡単なことさえわからずにいました。
価格競争や、不景気のせい。リーマンショック。東日本大震災。
何でもかんでも外的要因。内なるものの非を認めず、すべては周りのせい。
なんと愚かなことでしょう。
かつてのバブル景気でも、倒産するところは景気に関係なく倒産してました。
それに気づくことができませんでした。
今日はすいません。ビジネスの話になってしまいました。
会社やお店をやっている方はおもしろかったと思いますが、その他の方はなんかつまらないですよね。
いつもながい文章読んでいただいてありがとうございます。
そんな僕でも、やっぱりかわいいウサギさんたちが大好きです。
白ウサギ。黒ウサギ。茶色ウサギ。
たくさんのウサギさんたちが、ウキウキして飛び跳ねながら来店してくれることを想像すると、とても幸せな気分になってきます。
そしてそのために、ウサギさんの好きそうなコンパクトでかわいいフラワーギフトを、めいいっぱい喜ばれるようご用意しております。
現在では、やっとオオカミの部分がすっかりなくなってきたように思われます。
それでも、ところどころに名残りが残っているようなら、赤ずきんちゃんのようにこう問いかけてください。
おばあさんのお耳が大きいのはなんでなの?
と・・・。
僕は「おまえの声をよく聴くためだよ。」とは言いません。
かつては自分はとんでもないオオカミだったんだ。と再確認するだけです。