
こんにちは店長のふじいです。以前 2014年8月28日に書いた当店のブログ記事「ナルニア国物語 第3章 名言 すごいことと、すごい人」を読んでいただいた方はいてますか?
ちょうど5年前、スタッフが突然の不慮の事故に合い、それをナルニア国の物語に例えたブログ記事です。
当時彼女は意識不明の重体になっていました。
その時のことを振り返ると、ほんとに信じられなくて、いまでも不思議なとまどいの感覚がずっと残っていたのをよく覚えています。
グーグルで調べまくったあげく、「氏名○○○○○、年齢○○、女性、事故内容、日時、(重体)」などが書いたネット記事を見た瞬間、僕の感覚のズレをいきなり埋めるように現実が押し迫ってきました。
普通に一週間前まで、普通にお店に来て、普通に仕事をしてもらい、普通に業務でダメなことを注意したら、普通の女の子が見せる少しの反発ととまどいの目をしていました。それからたった一週間で、【氏名○○○○○(重体)】なんて信じられません。ギャップが大き過ぎて受け入れることができませんでした。映画とかドラマちゃうねんから!と自分にツッコミを入れる悲しい自分がいました。
その当時心配し過ぎていろんな人に「意識不明ってどうなるん?」と聞きまくりました。
「半々やな」とか「きびしいな」とかいろんな答えが返ってきました。元看護士の人だけは「若い子はあんがい目を覚ます率は高いで」と言ってました。
結果そのとおりになりました。
目が覚めた吉報を聞いた時、自分の娘が生き返ったような異常な喜びを感じたことを今でも覚えています。
以前のブログでも書いた事故後入院している病院へのお見舞いで、痛々しい姿におもわず頭をなでてしまったことを思いだしました。今でもセクハラで訴えれるよ。
その後、一年ぐらいたってから家族の方と一緒にリハビリ中のたどたどしい歩き方でお花を買いに来てくれたこと。またまた感動しました。しっかり覚えています。
そして、5年後の今日のこの日、普通に一人だけでこのお店に来て、普通にお花を買って、普通に冗談を言ったりしてくれたことに思いっきり感動しました。ほんとにおっさん今まで生きててよかった。このお店も細々と続けられてよかった。ほんと涙目です。来店してくれた瞬間、あなたの手をおもわず握ったことゴメンネ。もう自分で認めるけどただのスケベなおっさんです。
冗談はさておき、5年前のブログに書いた【そしてあなたと笑い合えることを確信してます】が現実になった今、言葉のちからが本当に存在することを実感しました。そしてその力がゆりえちゃんにあることを僕は知っていたのかもしれません。
リハビリよくがんばったね。今度からはそんなリハビリをする人たち助ける側になってください。勉強がんばって!ほんとにお店に来てくれてありがとう。
お兄さんの結婚もおめでとう! また出来るなら一緒に働きたいです!どうですか!?