
こんにちはふじいです。おひさしぶりです。
そして、おそくなりましたが、今年もよろしくお願いします。
というわけで、当店の失敗談と、嘘みたいなホントにあった話を、まずは2017年第一発目から聞いてください。
その日は2016.12.24のクリスマス・イブでした。
午前中からクリスマス用のサプライズ花束の注文でごったがえしてました。
ご注文の内容は国産の赤いばらを含んだものが多数です。
その代表的な花束が画像の108本花束です。
プロポーズも兼ねていたそうでした。ご注文いただいたIさま、ありがとうございます。お礼の電話もいただいてほんとに感謝してます。
さてさて、
クリスマスイブの午後から夕方にかけても赤いバラのご注文は途切れることなく続きます。
来るわ来るわ、赤いバラ花束。さりげなく1本の人もいれば、プリザーブドフラワーのお客さんもいます。
3本、5本、7本。11本の人もいれば12本の人も。20本の人も何人か。
それぞれの想い。だれだれへのロマンス。
電話での来店予約はさることながら、直接来店のお客さまいつもよりだんぜん多め。
さすがにクリスマス。あー、毎日がクリスマスだったら、ウッホウッホ!で毎日ゴリラのものまねでドンキーコングできるのになぁ。と喜んでました(笑)
とにかく、花屋の店先は「誰かから誰かへの愛」でいっぱいでした。
気がつくとクリスマスイブも19時半。
やっと終わった。。とスタッフのすーさんとみーさんと安堵していました。
ウン百本あった国産の赤いばらは数本しか残っていない状態。インスタグラムで赤いばら完売報告もしました。
ところが・・・ドッコイ!
最終の注文データの確認をすると、僕の顔にはちびまる子ちゃんみたいにおもっいきり縦線が入りました。というか、自分の顔をマジックで強く縦線を入れたいぐらいです。
なんと、残っていたのです!ご注文が・・。それも赤いバラ12本の花束でした。
ただたんに僕自身のミス。注文データの印刷部分が一件分だけ印字されてなかった大きなミスです。
悔しい気持ちを抑えながらも、お客様のご来店時間は刻々とせまってきます。
きれいな赤いバラは7本しか残っていない。
しかし、あと、15分でお客さまが来る予定。5本足りない現実。r>
・・・。
もうしかたがありません。
ここは正直にお客さまに電話で連絡することにしました。
「申し訳ありません。当店の完全なミスであり、僕が起こしたミスです。本当にすいません。7本は赤いバラですが残りのバラの色は違う色になりますが、ゆるしていただけるでしょうか」
と正直に話しました。少なからずの罵声を浴びせられても、しかたがないと覚悟しました。
そのご注文主様は「えー!」とか「なんでやねん!」とかも言わず、「人間ですから誰だってミスはありますよね。わかりました」
とだけ言ってくれました。
今、書いている途中でもちょっと涙ぐんでしまいます。おっさんの僕はその時ほんとにうれしかったです。なぜかというとそのご注文主様は20代ぐらいのお客さま。ひとまわりもふたまわりも離れた僕の子供の年に近いぐらいの男性。やっぱり人間の品格というものは年齢ではない。と確信された瞬間でした。
「ゆるしていただいて、ありがとうございます!」と、ちょっと声を強くして言ってしまいました。
「予定通り、僕の友達がとりに行くので、よろしくお願いします」とだけ言って、注文主様は電話を切りました。
そのゆるしの言葉だけでも「いい話」なんですけれども、この話にはつづきがあります。当店のスタッフたちもビックリ仰天です。僕もビックリです。そうなんです。その花束を取りに来た友だちがすごいんです。
すいません、今日はちょっと長くなってしまったので、次回にお話しさせていただきます。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
あなたの日常にも幸せが来ますように。