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今は亡き王女のための 

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タイトルにもあるように「今は亡き王女のための」という物語を知っている方はおられますか?


知っている方はけっこうな村上春樹ファンだということです。僕も好きなのでなによりです。





村上春樹氏の短編小説、「回転木馬のデットヒート」の中にある話です。



ネタばれしない程度にストーリーを説明しますと、

主人公が、学生時代にかかわった女性が甘やかされしすぎて、いやだなぁ・・という話です。

数年たった後、その女性の夫であるという人と偶然出会い、夫が現在の彼女の状況を話しだすということです。

ある不幸があったせいで、彼女の状況は一変してしまいました。輝いていた昔の彼女のおもかげと違うことに困惑するという内容です。






話しはそれますが、

この「今は亡き王女のための」という短編小説を読んで、ぼくはラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」というピアノ曲を知りました。


これがまたとても綺麗で良い曲なのです。

村上春樹氏もこの曲をイメージして、この物語を書いたのかなぁとも想像してしまいます。

それとも、甘やかされ過ぎた彼女のイメージがこの曲にぴったりだったのかもしれません。




はてさて、今日のテーマはまったく花とか花屋とかに関係ありません。

僕の気まぐれ記事で、

人の素質。とか、

お店の価値とか、

会社の存続とか、

は、すべて掛け算でできているのだ。というテーマです。




この「今は亡き王女のための」の出てくる女性は、それはそれは優れた女性として描写されていました。


たとえるなら、容姿、100点。 コミュ力、100点。家柄や育ち、100点。


ということです。

まさに王女。


でも、さすがそこはノーベル文学賞候補の村上さん。タイトルは、「今は亡き王女のための」に、してます。

そしてさかんに、彼女が甘やかされすぎていることを強く書いてます。

彼の表現ではそれを「スポイル」として表現してます。


僕が感じたのは、スポイルされた彼女の人格は、まさしく0点に近いという感じでした。





そして、その彼女の中にあるスポイルというカテゴリーでは、0点であるということなのでは?と、深く作者は問いかけてました。

100点。× 100点。 × 100点。 × 0点。 = 掛け算をすると、0点。ということです。




もしかりに、

彼女がスポイル(完全に甘やかされてなかったら・・)されてなく、1点だけでもあれば、彼女の資質は1000000(百万)点ということです。





ですので、最低でも1点取りましょう。ということなんでしょう。

1点さえとれば、あとは自分の強みを生かしていろいろとやっていけるということです。






今日はある小説のはなしにたとえています。






そして、これはお店や会社にも使える計算式なのではないでしょうか?


老舗である有名なお店や会社でも、今のご時世、ある項目で0点。を出してしまうと、たちまち奈落の底へまっしぐら。ということだと思います。







この記事を読んでいただいてありがとうございます。








2022年、6月。この「亡き王女のためのパヴァーヌ」の動画を撮りました。良かったら聴いてください。










by flowersalonosamu | 2015-10-19 18:53 | 心をこめて | Comments(0)